監視社会と情報の精度

インターネットのおかげで、というより、のせいで、監視が容易になった。
ツイッターのフォロワー数やネット記事のタイトルだけで、レッテル貼りが完了し、こいつは好きで、こいつは嫌い、こいつはバカで、こいつは右、こいつは左、そして観察者の『何者』=自分はこいつらよりマシで、いつかひとかどの人物になれると信じている。過程は省略され、結果のみで判断される。
落ち目の芸能人や能力のない政治家は過激なことを言って、自己プロデュースをする。いつの時代も、リスクを取るほうがリターンが多い。勿論失敗した時のダメージはでかい。

それはそれでよいのだが、情報の精度という点で、WikiPediaに書いてあったから100%事実というのは少しおかしくて、(虹をフランス語訳したビジュアル系バンドのWikipediaが小柄なボーカルの身長のみだったこともある)全部正しいことはない。

純度100%の金が存在しないように、100%事実などない。

あるメディアがミサイルの脅威を訴えている一方で、北のリゾート地には、日本語の案内がある。

列強のとある国がいかにも一枚岩であるように見えるが、親愛なる首席がクマのプーさんに似ているから、そのアニメを放送禁止にしたり、列車が脱線したから、人を埋める国がある。人を乗せたロケットの打ち上げ失敗が報道されないのは他の列強でもあったが、このとある国でもあるらしい。

石油王の皇太子の民間人への虐待も動画で暴かれ、逮捕される。

下層の人間が、上層の人間を打ち破るのはこの方法しかないのかもしれない。日本の共謀罪の法案も、列車を生き埋めしてもよい法律への第一歩である。

共産主義も社会主義も民主主義も全体主義に流れるが、民主主義の場合、多数決でNOが出せる。マイノリティは無視されるが、民主主義は一番マシな体制である。下層が多数派になれば、上層をひっくり返せる(可能性がある)からである。

これまでも多くの政治体制が試みられてきたし、またこれからも過ちと悲哀にみちたこの世界中で試みられていくだろう。民主主義が完全で賢明であると見せかけることは誰にも出来ない。実際のところ、民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。-ウィンストン・チャーチル

 

繭の森 1

深い森の中だ。種類のわからない背の高い緑の樹木の森。木々の様々な太さの枝や、地中にむき出した木の根が絡み合って、森全体が血管のようになっている。樹の中央部には静脈瘤のようなコブがあるのも多い。高い樹が日光を遮っているのか、暗いのだが、樹についた苔が発光しているのか明かりはある。暗視カメラのような緑の世界。

女を売っているアキバムラの女衒のアキモトという男を殺したことを確認する。俺の仕事は撲殺だからグローブはつけない。裸拳で殴ると折れた拳の骨が皮を破って、仕事ができなくなったことがあったので、バンデージの撒き方をカメダという兄弟から教わった。今日の仕事はタケナカという元のムラオサだ。この男は、この繭の森の機構を作った人間の一人であり殺せば、森の神様の怒りがおさまるという。森の神様ってなんだよ。とシャボンという女ソンチョウにきいたのだが、いつもの如く、教えてくれない。タケナカは前髪をセンターに分けた小男であり、頭はいいかもしれないが、勝てるだろうと、半ばぼんやりした意識で、ロッポンギムラに行った。タケナカはおびえていたが、観念したように、ブリーフ一丁になった。元ムラオサでも森の掟には逆らえない。森の神へのいけにえは、染みのついた白ブリーフ一丁になる代わりに、包丁一本渡される。この刃物一本で、儀式に勝てば、つまり俺を殺せば、いけにえはロケット鉛筆式に押し出されて、次のいけにえに無事バトンタッチできる。タケナカは頭がいいから、根回しでもして今回の儀式は別のどうでもいいやつになるだろうと思っていたが、養殖のブロイラーみたいな腹の出た半裸の姿をみると、どうやらそれも失敗したようだ。包丁はささる。どうしても。俺は空手の達人でもないし、なにかに導かれし人間ではない。でもなんか死なないし、普通のやつは一日でやめるのに毎日出勤してるから続いてるだけだ。包丁が複数回腹にささって大量に出血する俺をみて、タケナカは何か気付いた顔をしたが、俺は殺すために何回も殴らなければならなかった。俺はゴリラみたいな力もないし、毎日筋トレもしていないので、特段殺意を抱いていない人間を殺すのはとても疲れる。顔は堅い部分が多いので、最初から狙うと拳が割れてしまう。腹や胸を叩いているとうめき声がうるさいうえに、日が暮れてしまうので(もっとも昼夜はないようだが)、喉を狙うのが一番速いことに最近気付いた。喉はなかなか狙えないので、みぞおちを蹴って、膝が折れたところを、下から狙う。タケナカは放尿しながら何か言っているが、俺は快感を感じながら鼻を殴り続けた。呼吸器が壊されると、大体死ぬ。そう思ってタケナカだったアンモニアと糞のにおいがするブリーフを脱がし、戦利品として持ち帰った。刺された自分の腹からでる腸をひきずって、シャボンのもとに帰る。この着物を着た巨乳の派手な女は、仕事の報酬に一発抜いてくれるわけでもなく、ただブリーフの代わりに2千円札をくれる。腸がでて、出血が激しいのにしっかりしていた意識は、シャボンのそばに行くと朦朧とする。こいつを撲殺したいと何度も思うのだが、俺はまた森のどこかで、目が覚める。目が覚めるとアメという少年がいつもいて、前のいけにえの記憶が消される。腹のでた父つぁん坊やの老人の記憶を殺した記憶はあるのだが、誰だったかはもうわからない。この手記を読み返せば、そうだったんだろうなと思うだけである。

 

何者

ストーリーを書こうとしていた。
場景描写さえできれば、俺でもできるだろう。と思って、流行りの朝井リョウさんの何者をKindleで買った。

読み始めると、つまらない大学生活終盤の話で、男同士同居したり、カップルがいたり、ツイッターやったりして、なんだよつまんねぇなぁ。強姦でもしろよとか思っていたのだが、最後の方はすごい引き込まれた。止まらなかった。流石、部活辞めるってよの大小説家。主人公のことを好きな里香さんが主人公の裏の顔を暴き立てて、精神崩壊に追い込むほどの言葉攻めは圧巻で、おいこんなディスれるなら、フリースタイル系のラッパーになれるぞと思った。裏アカウントがメールアドレスから検索できるとか、現代の若い人たちはこわっと思ったことだろう。ツイッターは当たり障りのないつまんねーツールだと思っていたが、裏アカウントと結びつけると非常に面白い。

なんで、若い人がツイッターをやめれないのかがわかったし、やってることが今も昔も変わらないなと思った。何者の主人公のたくと君は本当に何者でもなかった。そして、観察者のたくと君は朝井さんのことだろうなと思った。

やはり、ストーリーを作るならば、徹底した調査と観察が必要であるが、「何者」でもあるように、10点でも20点でも自分のものを出すべきであるのは納得しかない。

 

2017 7 21 2:54

お仕事にされている方には申し訳ないが、萌え声で喋るアイドルや、女性声優の声を聴くのが苦痛だった。ソープや風俗のネオンのような声は、足の折れた狐のような私にとって、もう手の届かないすっぱいブドウであり、消えてほしい対象であった。

ハンバーグ師匠で検索していたら、こんないい曲を見つけた。
女の人の声がとてもきれいで、男の人の声がとても素朴で、こんないい曲があるなんて知らなかった。私がこの曲に、失恋オチではなくて、普通に終わってほしかったと思うのは、やはり女性に母親を求めているからであろう。この曲に登場する女性も男性の母親になれないと、考えて別れたのであろう。私はこの女性の歌声がすきなのもあるが、このばかみたいな男性に共感して深く感動しているのであろう。

マップを作るのがこんなに大変だとは知らなかったが、
何とかやってみる所存。

 

 

魔女狩り

ベッキーに端を発した魔女狩りはまだ収束を見せない。
tuberになってしまったガチの人はさておき、最近の韓国の元大統領を初めとして、豊田議員や、小西議員、そして蓮舫に至るまで、本当に悪い人もいるが、そうでもない人まで目立っていて、ある程度地位と収入のある女性が攻撃対象にされている。

人種差別者は私と全く思想が違うので、批判する気も起きないが、蓮舫議員が蓮舫おろしを避けるために、苦し紛れに公開したと批判するのはあまりに的がはずれている。民進党の顔を蓮舫議員から前原議員やカイワレの人、野田議員に変えたところで、もう民進党自体終わっているので誰も矢面に立ちたくないのは少し考えればわかる。それをあえて、蓮舫議員が全部受け続けている。息子が中国籍だから何か隠しているとか、そんなことはどうでもよくて、では他の議員さんや、二重国籍で攻めている他の人間が、蓮舫と同じようにアジア系の混血だっとして、逃げずにどれだけメディアの攻撃にたえられるのか?それは、カイワレの人や前原議員、クルックーや悪の親玉などが代表にならないことを考えれば、明白である。

豊田議員や小西議員の顔を見れば、性格が悪そうなのはわかりそうなものである。投票にいかなかったとか、なんとなく自民党がよさそうだからとか、同じ女性だからとかで適当に投票した結果そうなったのであるから、今後は投票に気を遣うようにしましょうならわかるが、魔女を見つけたぞ、焼け!のようなことを繰り返している時点で、政治の興味が薄れ、同じことを繰り返すと思うと、本当に世の中はよくできているなと感心してしまう。

やはり、時代は中世に戻っていると感じる。中世の魔女狩りも、いい人も悪い人も同様に焼かれたのであろう。