心理テクニック 2 Door in the face

これも、簡単な技術である。

人間は、たとえ法外で、理不尽な要求であったとしても、「断る」と必ず「罪悪感」をもってしまう。理屈ではなく、自動的にそうなる。
人間は断り続けることはできない。2,3回断ったとしても、その都度、罪悪感が高まる。これほど不快なことはない。「こんなに嫌な気分になるのなら、いっそ譲歩して相手に気に入られたほうが・・・」と考える。

無実の罪で捕まった人が、密室で不良刑事に吐けコノヤローと、何度も何度もいわれると、やってもいないのに自白してしまうことがある。NETFLIXの殺人者への道でもそういう一例がみられる。(あれは、ドキュメンタリーであるが、あの血族が”ほんとうにやったのか?”という真偽は不明である。”甥の少年”については無実の可能性が限りなく高いビデオが提出されている。)

実践は簡単である。Foot in the door と逆をやればよい。相手が怒らない程度の大きな要請から初めて、目標まで下げていくやり方をすればよい。

金を借りる例であれば、5万円から、1万円にさげればよい。ナンパの例であれば、最初、温泉旅行から提案し、お茶にいこうとすればよい。Door in the faceを使用する注意としては、一回目の要請と二回目の要請に時間が空いてはいけない。時間が空いてしまったあとの要請は、罪悪感による拘束力がなくなってしまうからである。