マルチタスク 並列処理の神話崩壊 シングルタスクへの回帰

私は大学時代、グリッドコンピューティングの基礎、並列処理の論文を書いた。
計算機室のコンピューター50台程度をつないで、計算処理の向上を測るものである。

結果は1.5%ほどの向上しか見られなかった。発表の時、私の担任以外の教授たちは失笑していた。何故なら、教授監修のアルゴリズム、プログラムが否定された結果だったからである。

私はさほど、それについては考えてこなかった。私の技量不足だったのだろう。と思っていた。しかし、今考えてみると、計算性能を出すのであればシンプルな構造の専用マシン一台で計算したほうがコストが圧倒的に低く、効率もよい。(計算機50台専有よりもはるかによい)

今振り返ると、私の若年期はマルチタスクで動いていた。ソフト会社に勤めながら、ゲーム会社への未練があり、ゲーム制作の勉強をし、オンラインゲームをしながら、ガールフレンドを探し、ギルドマスターをしながら、攻略をし、絵画の勉強をしながら、C++の勉強、オブジェクト指向の勉強をしていた。

今となっては、これらの失敗により、マルチタスクとは若者の幻想であったと思う。
マルチロックやマルチタスクOSなどの発売によって、マルチであることが良いことであった時代はもう消えた。インターネットの浸透によって、情報量がマルチどころか天文学的な数字になったからである。

勉強をしだすと、部屋の掃除に費やしてしまって、勉強ができなくなるという人を馬鹿にしていた。しかし、机の整理は基本中の基本であった。

私の学生時代の学力の頭打ちは、家庭の問題もあるが、教師に口を酸っぱくして言われた整理整頓をしなかったことであろう。机の上、ノート、カバンを整理する習慣をつけなくてはいけなかったのであろう。悔いても遅いが。

熱力学第二法則のようにエントロピーを小さくしなくてはいけなかったのだ。
専心が一番大事で、例えば机の上の整理ならば、一度作業をやめて、机の上の整理と部屋の整理のみを行う。これに2時間かけてもよい。

整理しながら作業などはできない。
またインターネットブラウザは2つないし3つのタブで十分である。

みたら消すようにするとよい。専心が大事である。
サッカーの選手は試合中にSNSやLINEをチェックしたりしない。
格闘家も勿論そうである。

フローやゾーンに入るためには、マルチタスクなどありえなかったのだ。

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