普通のシルバー 13

ついに悪竜と相対したシルバー
今度は必殺技をたずさえて

シルバーはアイアンに尋ねた。
どうして人間を殺したのか。
アイアンは素直に答えた。

殺されたくなかったから

ドラゴンになったのに殺されたくないのはどういうことか?

アイアンは静かに笑った。
それは人間と変わらなかったんだ。力を求めても心は変わらなかった。

シルバーは悪竜を殺す意味がわからなくなってしまった。
ゴルドもシルバーも殺人鬼とかわらず、
アイアンは殺人鬼を倒しただけ。

アイアンはここが正念場だとしっていた。
死に場所だとわかっていた。
シルバーに手心を加えられてはたまらない。
悪逆非道の人間たちに捕らえられては何をされるかわからない。

アイアンはシルバーに襲い掛かった。
シルバーは雷光発火の波動剣を使った。
波動剣が眉間にささる。避ける皮膚に広がる雷光発火の波動。
今度は逃がさなかった。アイアンの肉に波動剣が絶え間なく響き渡る。
絶叫するドラゴン。シルバーは頭が割れそうだった。

ドラゴンは骨になった。シルバーの心はまた乾いた。

 

普通のシルバー 11

雷光発火を覚えたシルバー
霊銀剣が反応し波動剣の極意知る。
ルーンと魔法で 二つに一つ
これぞ雷光発火の波動剣

これで悪竜を倒せる力を得たシルバー
悪竜アイアンの根城に向かう。
シルバーはゴルドのことを思い出していた。

俺もゴルドと同じだな
生きる理由と死ぬ理由
実は表裏一体で
結局俺たち生き急ぐ

 

普通のシルバー 10

火山地帯についたシルバーと
灼熱ガエルにファイアーボ―ル
殺生はしたくないものの
霊銀剣がしなっては青が光って赤が散る。

火山地帯の魔女の洞窟
魔女のばあさん喜んで
雷光発火を教えてくれた。

雷光発火は中級魔法
お前はすぐには使えない。
雷光って発火する。
レッスンはじめ

普通のシルバー 8

霊銀鉱の取れる鉱山は
ゴブリンの住処になっていた。
汚らしい小鬼どもはしつこくすばしこく
シルバーの命を獲ろうとしたが

ドラゴンに挑んだシルバーの敵ではなかった。
霊銀の剣のルーンが光るたびに小鬼が血にまみれて落下する。
青が光って赤が散る。青が光って赤が散る。
大将のホブゴブリンの低級な炎の魔法を
霊銀剣がはねかえし、討伐が完了した。