ナッシュ均衡からみる矮小な政治家

囚人のジレンマという思考実験がある。詳細はWikiPediaに任せるとして、互いに利益を求めて非協力的かつ合理的に競走した場合の均衡状態をナッシュ均衡という。
北方領土問題や拉致被害者問題もすでにナッシュ均衡を迎えていると言える。ここで政治家を責めても仕様がないのだが、ある政治家がトランプ大統領にケチをつけて売名しているのは大変痛々しいものがある。

そもそも『ミサイルを撃たれるんじゃないか。アメリカ様なんとかしてください外交』であったのに、いざアメリカが何とかしたら、アメリカは拉致被害者問題をもっと追及するべきというのは、与党議員でもなければ知名度も発言力もない自らを理解していない厚顔によって、こちらまで恥ずかしさを覚える。

そして、死亡者も出ている大惨事の地震の次の日にはもう安倍総理がミスしているのを分かっているのに加計問題つつき。地震の対策はまるでなく、18歳が成人となる法案も丸通し。これが日本の政治である。外交は均衡状態にあるが、内政は縮小の一途である。

 

ITとはなんだったのか、資本主義と民主主義の相反性

自動車部品の組み立て工場の競争を考えると、工場の生産機械はそれぞれの工場が寡占したほうが得である。全ての工場が同じ機械を使用したら、元々の資本が大きい工場が勝つことになる。システム開発とは発注者である大企業に対して、中小企業が性能の良い機械を開発することであり、貧富の格差を広げる仕事である。

IT企業内では仕事を奪うのがIT企業だとか頭のよさそうなことを言っているが、その実『金持ちをより金持ちにするための小銭稼ぎ』である。ブラックな仕事内容に対して労賃はあまりにも少ない。AIの開発も同様で、夢に描いていたアトムのような未来はなく、アトムの敵側の悪のロボットを大量生産することに他ならない。大企業がもうかる仕組みとはすなわち少数が勝つ仕組みだからである。

このことを突き詰めて考えると、資本主義と民主主義は相反するのではないかという問に立ち戻る。資本を持っているのは少数だが、貧乏人は多数いる。貧乏人の声は大きいが、金持ちのいる高層ビルには届かない。そもそもなぜこんな当たり前のことを学校で教えないのか。民主主義は最悪だが一番ましだという前に、最悪の改善案を考えなければいけない。

参考:民主主義に変わる政治制度はあると思いますか?
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米朝首脳会談

今日12日、米朝首脳会談がシンガボール南部のセントーサ島で行われている。
ワイドショーは金正恩の上げ底ブーツの話題で持ちきりだが、重要なのは金正恩の発言に対してトランプ大統領が握手をしたことだ。
トランプ氏は取引(deal)をすると言っていて、握手をしたということは現在の時点で体面を重んじるアメリカ側からの攻撃はないということだ。

そしてトランプ氏は曖昧な結果を嫌うことで有名だから、核兵器の段階的な破棄などは認めないだろう。北朝鮮の譲歩ともとれる発言を考えれば、アメリカ優位で会談が進むことが考えられる。

ここで拉致被害者委員会がメディアで取り沙汰されている。気の毒だが北朝鮮首脳の立場で考えれば核を取り上げられて、『悪かったです。心を入れ替えます』と言って、貴重なカードである拉致被害者の返還などしないだろう。元々そういう発想がない北朝鮮なだけに日本のメディアによる期待と不安を煽るやり方に怒りを禁じえない。

このあと予想されるのは、ジャイアンの威圧によってのび太が委縮しましたというだけで、スネ夫の利は一つもない結果だけである。
つまり最悪の事態(ミサイルの国土命中)が回避され何も変わらないということである。
この結果によって、日本がアメリカに服従する仕組みが強化され、ドル高市場が安定し、偽りの強い日本感覚の維持が延長されることになる。

追記:合意文書に2人が署名する様子。文書の詳細は不明。

署名後の一枚。非核化と金正恩の安全を条件に北朝鮮はアメリカに支援を受けると思われる。

 

格闘代理戦争#7

推薦選手などいないと思われたマッハの選手が勝った。
マッハはしたたかに強い選手を隠していた。
青木の選手はパウンドにいけず、スタミナが切れため敗けてしまった。
闘争心がマッハの選手のほうが上回った。フィジカルもメンタルも強い良い選手である。
青木に忠誠を誓うのはいいが、勝たないと終わってしまう。
彼は敗けた後一度折れてしまい、再戦はない様子。

青木も執念深く、天心の選手に取り入る模様。
彼なりに自分の選手と自分をプロモーションするために頑張っている。
彼もマッハもヒールを演じているが、実は良心的である。

AIによる嗜好予測の限界


AIで金をとるAI詐欺が流行している。これは一昔前の宇宙詐欺となんら変わりがない。そもそも、深層学習という人間が作ったアルゴリズム(計算方法)を使用しているため、偏りが必ず生じることは、“youtubeのあなたの好きそうな動画”をみればわかるだろう。

youtubeはユーザーの好きそうな動画を羅列しているが、未体験の意表をついた動画はホーム(トップページ)には出てこない。これが現在の深層学習アルゴリズムを使用したAIの限界である。すなわち、視聴した動画に類似する動画を推薦できるが、知らない国の面白い動画はでてこない。面白さという数値では同程度であるはずの動画が出てこないというのが偏りの証明である。

何を屁理屈をこねているのかという方もいるだろう。
言語が違うのだからそんな動画は出てこないし、出ないほうが良いという人もいるだろう。それはそれで一意見としてはよい。

しかし全体がそうかというとそうではない。主に吉野家しか行っていない男性はある時フランス料理やイタリア料理を食べたくなることもあるだろう。
油料理で健康を壊し、野菜を中心とした料理にシフトしたい人もいるだろう。ロックミュージックにあきて、民族音楽を聴きたい人もいるだろう。だが現在のAIはそれができない。なぜならAIは、ある程度精度の高いランダムな推論ができないからである。

入力データ(再生した動画リスト)から、ユーザーの好きそうな動画を探すのだが、おそらくはデータに含まれる顔データに類似した人物が映っている動画や、動画内外の文字列、音声の波形から類似動画を検索しているはずである。

しかし、AIは人間の急な嗜好の変化を予測できない。もっと言えば未来予測ができない。ここまで言えば、AIを使った自己スコアによる投資というのが詐欺というのがわかるだろう。顔面偏差値やスペックといった単語が昔の2chにあったが、それら人間が作った“統計的な”概念よりも“現在のAI”が作った顔面スコアの算出方法はお粗末だろう。